調査概要・目次
調査テーマ
  • 『化粧品マーケティング要覧 2015 No.2』
    調査目的
  • 化粧品市場を構成する主要品目に関して、基礎情報を調査・分析することにより、化粧品市場全体及び主要品目について概観することを目的とする。
    調査内容
     1.カテゴリー別市場特性
     2.品目別市場特性
      1)市場ポジショニング
      2)市場規模推移(2005~2017年<2015年(見込)、2016~2017年(予測)>)
      3)マーケティングセグメンテーション市場(トイレタリーを含む市場のみ対象)
      4)メーカーシェア
      5)ブランドシェア
      6)種類別市場動向
      7)価格帯別市場動向
      8)チャネル別動向
      9)注目コンセプト動向
      10)セルフ(No.2のみ:カウンセリング)市場動向
      11)今後の方向性
      12)主要製品リスト
    調査対象品目
     No.1   全14品目  スキンケア フレグランス
     No.2   全13品目  ヘアケア・ヘアメイク メンズコスメティックス
     No.3   全17品目  メイクアップ ボディケア

    調査期間
  • 2015年3月~5月
    調査担当
  • 株式会社 富士経済 東京マーケティング本部 第二部  田林 治恵  熊本 栄子  
    調査方法
  • 弊社専門調査員による対象企業及び関連企業・団体などへの面接取材による情報収集を行った。
  • 販売金額などは、有価証券報告書などの提出のある企業はそれに準拠し、その他の企業については弊社専門調査員による推定値。また特に断りのない限り、発売元出荷金額として提示した。
  • 従来までは販売実績は各企業の単体決算での出荷金額を基準としていたが、有価証券報告書は2001年より単体決算より連結決算報告に重点が移行したことに伴い、弊社の数値についても連結決算ベースの実績に改めた。
  • なお、マーケットスケールの算出は経済産業省「化粧品統計」及び財務省「貿易統計」をベースに、弊社専門調査員による主要化粧品企業220社の集計・分析を行うものとした。
  • 各カテゴリーの数値は年次(1~12月)ベースとした。
     
    <販売実績の基準>
     
     
     ■経済産業省「化粧品出荷統計」の数値基準:①~⑤のいずれかであり、その基準はメーカーにより異なる。
     ■本調査の数値基準:②~⑦のいずれかの時点での出荷を数値基準とし、区分別に代表企業例は下記参照。
    区 分 代表企業
    ①工場 → 本社 化粧品出荷統計の対象となっているが、当該資料では企業売上としてカウントした事例はない
    ②メーカー→ 販売会社 ポーラ、日本メナード化粧品、ナリス化粧品などの訪問販売の化粧品企業
    ③メーカー→ 代理店 伊勢半、ピアス、ホーユー、マンダム等の一般品化粧品企業
    ライオン、ユニリーバ・ジャパン等のトイレタリー企業 他ノエビア、エイボン・プロダクツ等
    ④メーカー→ 小売店 日本ロレアル(ロレアル リュクス事業本部)、ELGC、シャネル等の外資系化粧品企業
    アルビオン、ディシラ、イプサ、アユーララボラトリーズ、エキップ等
    ⑤メーカー→ ユーザー ディーエイチシー、ファンケル化粧品、オルビス、再春館製薬所等の通販化粧品事業
     メーカー → ディストリビューター ネットワークで販売展開している日本アムウェイ、ニュー スキン ジャパン等
    ⑥販売会社→ 代理店 エフティ資生堂、クラシエホームプロダクツ他
    ⑦販売会社→ 小売店 資生堂、カネボウ化粧品、コーセー、P&G マックスファクター、花王等の小売店とボランタリーチェーン契約している化粧品企業、資生堂フィティット、カネボウ化粧品(カネボウコスメット)、コーセーコスメニエンス等
    *ポーラ、日本メナード化粧品等の訪問販売の化粧品メーカーについては、販売会社が連結の対象となっていないことから、メーカーから販売会社への出荷金額を対象とする。
     
    ◇チャネルの定義
    対象業態 定       義
    化粧品店、薬局、薬店
  • 化粧品店は法的区分がないため店舗数等の公的なデータがない。
    ●本稿では化粧品企業と特約店契約を結んでいる単独店あるいは多店舗展開を行っている店舗とする。
    ●なおドラッグストアに区分されない薬局・薬店も対象とする。
  • 薬局・薬店とは薬事法で定められた「薬局」及び「一般販売業」「薬種商販売業」の許可が与えられた小売店であり、定義は以下の通りである。
    薬局 医薬品営業者(薬局、製造業、病院等)のうち、都道府県知事による開設許可を受け、薬剤師による店舗管理を行うもの。
    一般販売業 医薬品販売業のうち、薬局同様に薬剤師による店舗管理を行うもの。但し卸売一般販売業に分類されるものは除く。
    薬種商販売業 都道府県ごとに試験を行った上で、店舗開設許可を受けているもの。特定での薬品(厚生労働大臣指定)は販売できない。
  • 一般的には「一般販売業」及び「薬種商販売業」は総称して「薬店」と呼称される。
    ドラッグストア ●本稿でのドラッグストアとは、化粧品メーカー各社が“ドラッグストア”と定義するチャネルを対象とし、実績値は各社の同チャネル実績から算出している。
  • ドラッグストアを営み医薬品、化粧品など生活便利品を扱う小売業。なお店舗数、売上等の基準は設けない。
    量販店 ●本稿での量販店とはGMSとスーパーを対象とする。
    なお経済産業省「商業統計調査」は以下の分類である。
    業態 取扱商品 従業員数 売場面積 セルフ方式
    大型総合スーパー 衣・食・住のそれぞれが10%以上70%未満 50人以上 3,000㎡以上(都特別区及び政令指定都市で6000㎡以上)
    中型総合スーパー 衣・食・住のそれぞれが10%以上70%未満 50人以上 3,000㎡未満(都特別区及び政令指定都市で6,000㎡未満)
    衣料品スーパー 衣が70%以上
    食料品スーパー 食が70%以上
    住関連スーパー 住が70%以上
  • 同分類では取扱商品の販売金額ウェイトによって、総合スーパーと専門スーパーに大別されるが、GMSとSMとの明確な区分はない。
    百貨店 ●本稿では以下の経済産業省「商業統計調査」に準ずる。大型百貨店、その他の百貨店を対象とする。
    業態 取扱商品 従業員数 売場面積 セルフ方式
    大型百貨店 衣・食・住の商品群のそれぞれ10%以上70%未満 50人以上 3,000㎡以上(都特別区及び政令指定都市で6,000㎡以上) セルフサービス式の売場が売場面積全体の50%未満
    その他の百貨店 50人以上 1,500㎡以上3,000㎡未満(都特別区及び政令指定都市で3,000㎡以上)
    CVS ●本稿でのコンビニエンスストアは「商業販売統計」に準ずる。
  • 500店舗(直営店やFC店、VC店など形態に関係なく)を有する企業。
  • 飲食料品の他に日用雑貨、化粧品他を扱い、売場面積が30㎡以上250㎡未満で営業時間が14時間~終日の店舗を対象とする。
  • 販売形態としては、セルフサービス方式を採用する店舗を対象とする。
    ●なお「商業統計調査」では以下の定義である。
  • 飲食料品の他に日用雑貨、化粧品他を扱い、売場面積が30㎡以上250㎡未満で営業時間が14時間~終日の店舗を対象とする。
  • 販売形態としては、セルフサービス方式を採用する店舗を対象とする。
    訪問販売 ●本稿ではダイレクト販売であり、訪問販売にはポーラ、ノエビアを代表とする紹介販売と日本アムウェイ、ニュースキンジャパン等を代表とするネットワーク販売で構成している。
    通信販売 ●本稿ではカタログやチラシ媒体及びe-コマース等によるダイレクト販売を対象とする。
    業務用 ●本稿での業務用とは理容室・美容室を対象とする。
    その他 ●本稿ではホームセンター、ディスカウントストア、バラエティショップ、直営店、新業態などを対象とする。
    化粧品マーケティング要覧No.2の品目定義
    <化粧品対象領域>
  • ①薬事法では人体又は動物に対して使用されるものを医薬品、医薬部外品、化粧品類、医療用具に分類し、その品質、有効性、安全性の確保のために規制を定めているが、本稿ではこのうち医薬部外品と化粧品類(一部雑貨類)を対象とした。
  • ②「化粧品マーケティング要覧No.1~No.3、総括編」は業務用エステティックサロン向け化粧品、ベビー用スキンケアなどのトイレタリー製品の一部も化粧品対象の領域に含めた。
     
    <品目定義>
  • このうちNo.2についてはカテゴリー・品目・種類について、下記の通り定義した。
    カテゴリー 定義 品目 品目定義 種類
    ヘアケア・ヘアメイク ①毛髪や頭皮の洗浄・保護や毛髪のメイクアップを行う化粧品のうち、女性をターゲットとした商品及びユニセックス訴求の製品。
    ②男性のみをターゲットとした製品についてはヘアカラーを除き対象外とする。
    (本巻の「メンズコスメティックス」に掲載)
    シャンプー ・頭髪・頭皮の汚れを洗浄し、清潔に保つために用いられる化粧料。
    ・男性のみをターゲットとした製品については「メンズシャンプー・リンス」で纏め、本稿では対象外とする。
    シャンプー
    プレシャンプー
    (頭皮クレンジング・マッサージ料)
    リンス・
    コンディショナー
    ・毛髪に柔軟性を与え、櫛どおりを良くし、自然な光沢を与えることを用いる化粧料。
    ・染毛機能を併せ持つ製品については「ヘアカラー」で纏め、本稿では対象外とする。
    ・男性のみをターゲットとした製品については、「メンズシャンプー・リンス」で纏め、本稿では対象外とする。
    リンス
    コンディショナー
    ヘアトリートメント ・ドライヤーや化学薬品などにより傷んだ髪に養分を補給し、回復させる化粧料。
    ・男性のみをターゲットとした製品のうちインバストリートメントは、「メンズシャンプー・リンス」で、アウトバストリートメントは「メンズスタイリング剤」で纏め、本稿では対象外とする。
    インバストリートメント
    アウトバストリートメント
    女性用スカルプケア ・フケ、かゆみを予防し、頭皮を健やかに保つことを目的としたヘアトニックと、同時に抜け毛を予防、養毛効果を訴求した医薬部外品の育毛剤・育毛トニックのうち、男女兼用もしくは女性向け商品を対象とする。
    ・女性用(男女兼用含む)のみを対象。
    育毛剤・育毛トニック
    スカルプケアエッセンス
    ヘアトニック
    その他
    ヘアスタイリング剤 ・ヘアスタイルを整え、セットを保持するために使用する化粧料。
    ・男性のみをターゲットとした製品については「メンズスタイリング剤」で纏め、本稿では対象外とする。
    ヘアフォーム
    ヘアスプレー・ミスト
    ヘアウォーター
    ヘアワックス
    ヘアクリーム
    その他
    ヘアカラー ・毛髪の色調に変化を与え、染色効果をもたらす化粧料。
    ・女性用と男性用の双方を対象とする。
    白髪用ヘアカラー
    黒髪用ヘアカラー
    ブリーチ
    白髪用ヘアマニキュア
    黒髪用ヘアマニキュア
    その他(一時着色料、ヘナなどの天然染料)
    パーマネントウェーブ剤 ・化学反応により、頭髪にウェーブまたはストレートを施す化粧料。
    ・医薬部外品の「コールドウェーブ液」に加え化粧品系も対象に含む。
    チオグリコール酸系
    システイン系
    サルファイト・システアミン その他
    カテゴリー 定義 品目 品目定義 種類
    メンズコスメティックス ①男性用の化粧品を対象とする。
    ②化粧品は部位別にスキンケア、ヘアケア、ボディケアを対象とし、品目の名称、分類は右の通りとする。
    ③但し、以下の化粧品についてはメンズコスメティックスには含めない。
     
    ・メンズフレグランス
    ・男性用ヘアカラー剤
    ・男性向けボディ用の
    汗拭きシート、制汗剤
    (化粧品の範疇から除く)
    メンズシャンプー・リンス ・男性用のシャンプー、リンス、ヘアトリートメント、プレシャンプーのインバスヘアケア剤。 トニックシャンプー・リンス
    育毛シャンプー・リンス
    その他(保湿、プレシャンプー)
    メンズスタイリング剤 ・男性用の整髪料。但し、ヘアトニックは除く。 ヘアフォーム
    ヘアスプレー・ミスト
    ヘアジェル
    ヘアリキッド
    ヘアワックス
    ヘアクリーム
    その他(ポマード、チック、ヘアスティック、グリース、バーム、寝ぐせ直しローション、アウトバストリートメント)
    メンズスカルプケア ・男性用のヘアトニックと育毛剤。
    ・フケ、かゆみを予防し、頭皮を健やかに保つことを訴求したヘアトニック。
    ・抜け毛予防、発毛、育毛を訴求した育毛トニック、育毛剤。
    ・女性用、男女兼用商品は「ヘアケア」カテゴリーの「女性用スカルプケア」でまとめ、本稿では男性用のみを対象とする。
    育毛剤
    育毛トニック
    ヘアトニック
    シェービング料 ・男性用の髭剃り用シェービング料。
    ・髭剃り前に使用するプレシェーブ料。
    ・髭剃り後に使用するアフターシェーブ料。
    プレシェーブ料
    アフターシェーブ料
    メンズフェイスケア ・男性用のフェイスケア。
    ・上記の「シェービング料」は含めない。
    ・首から下用はメンズボディケアとする。
    ・洗顔料、整肌料、顔拭きシート、その他に分類。
    ・洗顔料は汗や脂汚れを落とす洗浄料。
    ・整肌料は化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、スポットケアの化粧料。
    ・顔拭きシートは汗や脂汚れを落とすウエットタイプシートとあぶらとり紙を含める。
    ・顔拭きシートには顔・体用の兼用商品を含める。
    ・但し、体専用のボディシートは対象外。
    ・その他は男性用のファンデーション、眉用グルーミング商品など。
    洗顔料
    整肌料
    顔拭きシート
    その他
    メンズボディケア ・男性用として商品導入されている洗浄・保湿・UVケアなどを目的としたボディ用化粧品。
    ・ボディ用の汗拭きシートや制汗剤は対象外とする。
    ボディシャンプー
    ボディクリーム・ローション
    リップクリーム
    サンタン・サンスクリーン
    除毛・脱毛料
     
     
     
    目   次
     
     
    ..
    <はじめに>.
    .
     
    ..
    <調査概要>.
    .
     
    ..
    C.ヘアケア・ヘアメイク.
    .
    1
    ....
    Ⅰ.カテゴリー別市場特性.
    .
    3
    ....
    Ⅱ.品目別市場特性.
    .
    15
    ......
    1.シャンプー.
    .
    15
    ......
    2.リンス・コンディショナー.
    .
    38
    ......
    3.ヘアトリートメント.
    .
    53
    ......
    4.女性用スカルプケア.
    .
    81
    ......
    5.ヘアスタイリング剤.
    .
    94
    ......
    6.ヘアカラー.
    .
    115
    ......
    7.パーマネントウェーブ剤.
    .
    135
     
    ..
    D.メンズコスメティックス.
    .
    145
    ....
    Ⅰ.カテゴリー別市場特性.
    .
    147
    ....
    Ⅱ.品目別市場特性.
    .
    156
    ......
    1.メンズシャンプー・リンス.
    .
    156
    ......
    2.メンズスタイリング剤.
    .
    168
    ......
    3.メンズスカルプケア.
    .
    183
    ......
    4.シェービング料 .
    .
    197
    ......
    5.メンズフェイスケア.
    .
    208
    ......
    6.メンズボディケア.
    .
    223